3-2.不動産は日本が堅い

土地の見直しを
──不動産を金融に見立てる
 
アメリカと日本に不動産を持っている大地主の方が言っていまして、成程なーと思ったのは、「日本が一番「利回り」がいい」ということです。
 
ネット利回り六%ぐらいの不動産は、日本に多くあります。
 
しかも、金利は日本が安い。  仮に二%の金利を払っても四%のさやが抜けます。
 
しかも新興国のようにインフレがない。(国によっては外国人は購入できません。)
 
不動産の差益が一番とれるのは日本というわけです。
 
不動産を金融商品と考えますと、成程日本が世界で一番堅い方ではないでしょうか?
 
私は、拙著(『お金は貯める前に使いなさい!』、成美堂出版)で、「不動産投資は金融投資だと考える」と書きました。
実際、第一次バブル崩壊後、不動産ビジネスで成功したのは、金融出身者が多い。
 
例えば、知人の水永正志さん(スター・マイカCEO)は、ゴールドマン・サックス出身で、裁定取引からヒントを得て、不動産に応用し、上場会社まで成功させました。
 
個人的に言えば、財務戦略として、日本はまだまだ、不動産投資に魅力があるのではないでしょうか?
──含み益にも注目
 
ちょっと前の話ですが、呉服屋の再生コンサルをしている人が、「呉服屋は斜陽産業だが、老舗が多いので土地の含み益が魅力。それに比べるとブティックは、借り店舗なので、再生しにくい」、こう言っていました。
 
この言葉がいまでも妙に印象に残っています。
 
さて、百貨店の含み益も魅力的です。
 
ちょっと前の統計ですが、次の図を見てください。
 
これもだいぶ前の話ですが、三越の日本橋本店を見て、ある大手の小売りのトップが、「もったいないなー」と俺だったらといわんばかりの話を又聞きしたことがあります。
大西社長(株式会社三越伊勢丹ホールディングス)が、次は日本橋店の再生と言っていましたが、個人的には、この行方にとても関心があります。
 
ともあれ、稼げる土地でも稼いでない、こんな土地も日本には山ほどあります。
 
稼げる不動産にスイッチする、これも利回りを上げる手段です。
 
東京でもったいない不動産の使い方をよく見かけます。
 
是非、身近な自分の土地を見直す、これも大事かな?(図 21)

【POINT】
①不動産は世界的にみて日本が一番「利回り」が良い。しかも金利が安いので、日本はまだまだ不動産投資に魅力 がある。
②含み益のある土地も日本には山ほどあり、もったいない 不動産の使い方もよく見かける。
 →身近にある自分の土地を見直すのも重要である。