3-1.中国を無視して経営は出来ない

「パワー」では敵わない
──いろいろありましたが ・・・
 
中国の今後について、意見は真っ二つに分かれています。
 
中国成長説と限界説です。
 
例えば、『週刊東洋経済』(二〇一二年九月二九日号)には「中国は今後二〇年間このまま八%程度の成長を続ける力があり、遠からず米国を抜いて世界最大の経済大国になる」という見方と、「中国のGDPに対する投資の寄与率の高さや、一人っ子政策による労働力減少がすで に始まりつつあることなどを理由に二〇一五年には経済成長率が鈍化するだろう」という二つの相反する見方の記事が掲載されていました。
 
一方では、尖閣騒動以来、中国抜きのアジアで行こうという、そんな声もあります。
 
私見ですが、あと二〇年は中国の時代が続くのではないかと思います。
根拠は、日本です。日本が当時の西ドイツを抜いてGDP世界第二位になったのは、
一九六八年です。
 
それから、二〇年は日本の時代が続きましたよね。
 
日本も、ジャパンアズナンバーワンとおだてられていたときは、ピークを過ぎていたんですね。
 
バブルは投資するものが無くなった証左と、なんで当時気が付かなかったんだろうと、私は今になって思いますね。
 
もう遅い。(笑)
 
ともあれ、中国の経済規模は日本の一〇倍です。
 
中国抜きの経済は、現実的ではない。
 
顔をしかめないでくださいね。
 
中国嫌いで、顔が引きつる人もいるんですが、政治と経済は別問題です。
 
次の図を見てください。(図 16 〜 20)
 
圧倒的に中国パワーです。(しかも、「中国の終わり」という『エコノミスト』の記事の中の表なのが言いえて妙。)
例えば、本間ゴルフだって、中国資本と中国市場で再生しました。それと日本の技術かな。
あとは、中国人向けの「ゴールドのゴルフクラブ」が、再生の切り札だそうで、これだと円高も関係ない。
 
ビジネスは現実も見ないといけない。
 
二〇一三年一月一〇日の『カンブリア宮殿』でも、アジアの特集をしていました。
 
哺乳瓶のピジョンは、中国の売上げが全体の二〇%を超えて、毎年三〇%以上成長していると言っていました。(ピジョン株式会社大越社長)
 
ピジョンは、中国では後発でした。  テレビを観ていて感じたのは、アジア進出は、ズバリ高価格戦略。 (ピジョンの偉かったのは、ピジョンブランドと安い子供ブランドを同時発売して実験したことです。低価格商品はまったく動かなかった、そこで、高いピジョンブランドで走った。)
 
病院からマーケティングを始めて成功したと言っていましたので、やはり、やり方だなー、理屈っぽく言えば、成功の秘訣は、マーケティングとオペレーション次第ということです。
 
大越社長の言葉。「アジアはこれから、行ってみなけりゃわからん」
 
含蓄のある言葉です。

【POINT】
①中国の時代はあと二〇年は続く?  
中国は日本の経済 規模の一〇倍もあり、中国抜きの経済は現実的ではな い。
②アジア進出
  
→成功の秘訣は、マーケティングとオペレーション。